これまでディスプレイ用ガラス基板への印字工程は、作業者が手作業で行っていました。しかし、印字の位置や濃淡にばらつきがあり、印字品質が安定しないことが問題となっていました。その結果、製品不良と判定されるケースもあり、改善が求められていました。
印字工程を改善するために、エアシリンダを利用したスタンプユニットを製作しました。このユニットを導入することで、印字作業を半自動化し、位置や濃淡を安定させることができました。その結果、作業者の負担が軽減されるとともに、製品の品質が向上しました。
開放式のクーリングタワーを使用し、高周波焼入れ装置の冷却水を循環させています。循環水の濃縮により配管内にスケールが付着すると、冷却効率が低下し、焼入れ装置の効率も低下してしまうため、冷却用循環水系のメンテナンスに高額な費用がかかっていました。
コガネイのDBSS(電気分解方式の水質浄化装置)を検討する際に、お客様に評価用のデモ機を貸与し、約1か月間の実証を実施しました。その結果、スケール成分がしっかり除去できることが目視でも確認されました。さらに、分析データを盛り込んだご提案内容にもご納得いただき、導入を決定していただきました。導入後はメンテナンスコストが削減され、焼入れ装置も安定的に稼働しています。
工場に設置されている設備が過熱によって停止しないよう、クーリングタワーによる冷却水を使用していますが、藻やスケールが発生しやすく、循環水の品質が安定しないことが問題でした。その結果、メンテナンス負担が大きく、薬剤投入のコストも増加していました。
この課題を解決するために、コガネイのDBSS(電気分解方式の循環水浄化装置)を導入しました。その結果、薬剤を投入する必要がなくなり、循環水の入れ替え頻度も減少しました。これにより、安定的な設備冷却とともにメンテナンス作業の負担軽減とコスト削減が実現しました。